流行のオリーサ・シグマ構成考察

前回の記事では、現環境で「オリーサシグマ構成(以下オリ/シグ)がなぜ流行しているのか」をテーマに書かせていただきました。

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ハグが必要ですか

宇宙が歌ってくれている♪

 今回の記事では、シグマの他のタンクにはない独自性、流行のオリ/シグ構成の戦い方や、逆にオリ/シグ構成との戦い方を考えていきたいと思います。

 

  • シグマの独自性
  • シグマ・オリーサの戦い方(シナジー)
  • オリ/シグのアンチについて

 

シグマは、私が考える限り「サブタンク」ではないかと考えています。サブタンクは、味方をアシストすることに長けているヒーローで、同じサブタンクとしては味方にバリアを張り生存能力を高めアシストする「ザリア」などがいます。

 シグマは敵から攻撃を「キネティック・グラスプ」で吸収すること味方を守ることや敵のウルトの多くを「アクリエーション」でキャンセルできるなど多くの味方をアシストすることに長けているためサブタンクの役割を担うことができます。しかし盾を貼って味方が戦いやすい戦域を広げる、作ることができておりメインタンクの仕事もできます。(しかしメインタンクとして使用するには盾が脆い。)

 

シグマの独自性

 

タンクというロールは、自身が相手近づくに連れて自分の相手への影響力が強まる傾向がある。(例:ラインハルト:ハンマーで殴れる、相手の視界に対する盾の面積がでかくなるウィンストン:メイン攻撃が当てられるハモンド:パイルドライバーとバリア増加オリーサ:ヘッドショット率の向上)f:id:ONIOYAKKO:20190901183543j:image

に対し、シグマは近づかれると身を守る手段が「キネティック・グラスプ」しかなく、ビーム系ダメージ・打撃・格闘には「キネティック・グラスプ」ではダメージ吸収できない。またメイン攻撃の「ハイパースフィア」は射程距離が20mしかなく、それ以降に関しては何もすることができない。

 ここでまとめるとシグマは自身から半径20m以内が影響を与えやすくが、近づかれすぎると身を守る能力が乏しい。「ハイパースフィア」は20m時点でスリップダメージを与える爆発を起こすために、敵から20m離れている位置が最も得意とする距離なのである。

 

本来近づけば近づくほど影響を与えるタンク、しかしシグマは近づかれると弱いという特徴がある。そのためラインハルトやザリア、オリーサなどにタンクと同じように最前線にいてはいけない(極力)。これがシグマの独自性がなのだ。

 

オリーサ/シグマの戦い方

 

 オリーサ/シグマの戦い方はシンプルです。オリーサが盾を置き(戦う場所を選択)、シグマも盾を置く(前線を押し上げる)、鉄壁の二つの盾で、攻撃を防いでいる間に敵の盾を破壊し、盾がない敵を倒すと言うものです(なんと簡単な…。)、しかも二枚の盾があるために、縦割りで負けない限りはこちら側は被弾もしないというシンプルに硬い戦い方で強いです。なので時間をかければかけるほど相手に負荷を掛けられ(こちらの盾は割れず、相手は割れる)、勝てるのです

2-2-2ロック後の環境について(TANK編) - SELABBIES(オリ・シグの強みについて)

☆こんな利点も

 また二枚盾のために被弾しにくいので、前線の負担が減り、オリブタでは選択することができなかったファラマや、フランカーが裏どりをすることが容易にできる(リーパーやドゥーム、メトタなど)選択することができるのも強みです。

→オリシグvsオリシグではフランク行為などでワンピック(6vs6の状態から1killすること)できるかが勝敗を分ける

 

オリ/シグのアンチ構成について

OWLというプロリーグでは現在ではオリーサ/シグマvsオリーサ/シグマが主流です。これはアンチピックではなく、各プレイヤーの戦い方の上手さや、技量によって差がついてしまいます。(上手ければ、勝つにはオリシグが安定でしょう)

 しかし本来オーバーウォッチはアンチピックの出し合いなので、必ずアンチ構成があると考えていきます。ピックによって差ができるようにアンチ構成に考えていきたいと思います(正解はまだないです)。

〜考察〜

オリーサはゲンジはトレーサー、リーパー、D.vaなどに機動力があるヒーローに対して弱い

シグマ機動力があり距離を詰めて戦う、ドゥームフィストやリーパー、D.va、ウィンストンなど格闘攻撃や、ビーム系の機動力があるヒーローに対して弱いです。

 

◯上記の点をまとめると?

オリシグは機動力がある構成に弱いという点が浮き彫りになってきましたね

 

 機動力がある構成とは..ダイブ構築ですね

 

※(以下の図は、一年前のダイブ全盛期の構成でdpsやヒーラーの選択は下記の図とは異なります。

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※OWLで上海ドラゴンズvsロンドンスピットファイヤー戦のハナムラのA拠点において、上海ドラゴンズが、ダイブ構成(ドゥーム・ファラ、ウィンストン.Dva)を使用し、オリシグ構成に対し、シグマにフォーカスを合わせ拠点を奪取することに成功しているところか着想を得て下記のことを考えています

 

私が思うに、一年前のダイブ構築(2018年度)では、ヒーラーや孤立したdpsを狩りに行っていましたが、今回のオリシグのアンチ構成で出すダイブではシグマも対象に入れ、シグマから崩して行く戦い方が刺さるのではないかと考えています。

 

ダイブの構成は、

Main:ウィンストン、Sub:Dva、dps1:ドゥーム、dps2:(相手の構成に合わせる)、、support1:アナ、support2:dpsに合わせる→ファラならマーシー。リーパーならルシオ)

 

シグマを優先的に狙う理由として、シグマはオリーサと距離を離れて戦わなくてはならないので、シグマが孤立しやすくまた抵抗手段を持ち合わせていないため狩りやすいからである。

 先にタンクを落とせるだけで試合の流れはこちら側が優位になるので、うまく決まれば1ウェーブを制することができると考えます。

 

◯小話

プロストリーミングプレイヤーのEviltoasterがラインハルトがオリシグのアンチピックなのでは?とラインハルトオンリーで配信をしていましたが、勝率がよいとのこと…皆さんも参考にしてみては?

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参考記事[訂正] EvilToaster「ラインハルトは隠れメタカウンター」 – d3watch.gg

本人のTwitch

 

今回の記事はここまでにしたいと思います

オリシグ環境で暴れておるDPSやサポートは何が良いのかなどの話もしていきたかったのですが、記事が長くなってしまうのでまたの機会にしたいと思います。